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18才〜20代の85%が投票したらスゴイぜ説について→可視化しました

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下記のエントリーが絶賛、話題中です。

それに対する反応としては、

もちろん、この18〜20代の層が投票したからといって、すぐに何かが大きく変わることはありません。

しかし、変わらないのであれば、結果云々よりもまず関心を持っている期待感が世間に伝わること、今はそれで十分なのではないでしょうか。

彼らがこの後、政治をつまらないものとして捉え、選挙に行かない大人にならないためには、まずは触れることが大切です。

などが出ています。

なるほど、「期待感が世間に伝わる」。
確かにそうですね。

では実際、85%って一体どの程度のものなのか?
可視化しました。

使った資料

まずは年代別の投票数が必要です。
もちろん今回は分からないので過去の選挙の実績です。

実際の投票数が分かればいいのですが、選挙は匿名投票なので、確定情報は存在しません。また、単独での推定情報も発見できませんでした。

そこで、見つけることの出来た2つのデータを使って数字を出します。

年代別の人口

出典:総務省統計局の2016年データから「2-4 年齢各歳別人口」を取得。

過去の投票率

明るい選挙推進協会は、選挙が買収や義理人情などで惑わされず、有権者の貴重な声が、正しく政治に反映されるよう、棄権せず政治に参加してもらえるよう、全国12万人のボランティアの方々とともに活動している団体です。
出典:いくつか資料がありましたが、前回の参院選のデータで抽出方法も満遍なく好感が持てた「明るい選挙推進協会」さんの資料を採用。

この2つのデータを掛けて投票数の近似値を割り出し、そこに18-19歳を追加したのが下記の表です。

なお、投票率が5歳刻みのデータなので、例えば30〜34歳であれば、その5歳については同じ数値を掛けています(まあ当たり前)。

なので、おおよその目安であることはご理解ください。でも、実際はそんな誤差など軽く消し飛ぶ、グラフの傾斜になっております。

10代-20代の何%が選挙に行ったら、どうなるか?

1、人気の投稿のように10代〜20代の「85%」が投票した場合

10代〜20代_投票率85%

はい、確かにメチャグラフが伸びますね!これは確かにインパクトあり!革命が起きるレベルです。

しかし、現実問題として85%は、さすがに難しいのではないでしょうか。一番多い70〜74歳でも、70.94%です。

しかも、ここまでやっても、40代の投票数と大差ありません。さらに言うと、団塊世代の壁の様な盛り上がり方と言ったら…。85%でも、太刀打ちできません。

ともあれ、もう少し現実的に考えてみましょう。

2、全体の平均に近い「50%」が投票した場合

前回の参院選、全体の投票率は52.16%でした。

出典:総務省。

これは全体の数字なので確定値です。なお上記で使った「明るい選挙推進協会」さんの現地測定が54.13%なので、精度としては充分と言えます。

さて、この場合だったらどうなるか?

10代〜20代_投票率50%

あっという間にしぼんでしまいました。30代には並びますが、40代には負けてしまいます。ましてその上の世代には…。

ただ、「現状維持」を果たせる程度にはなるでしょう。でもあくまで現状維持です。

では、続いて悲観的な数字も考えてみます。

3、過去の数字に近い「30%台」だった場合

10代〜20代_投票率変化なし

前回の参院選での20〜24歳の投票率は、31.18%、25〜29歳は35.41%でした。

それと同等の数が投票に行った場合がここのグラフです。
普通に人口ピラミッド通りになります。全体の投票数に占める割合も、「8.8%」にまで落ち込みます。

では、方法はないのか?

1つだけ、可能性があります。

それは「目立つ」ことです。10代〜20代が頑張ってみても、50%程度では全体の中に埋没してしまいます。

「目立つ」ということは、徹底的に数で押すか、数で勝てない場合は、いかに「他と違って見えるか」です。

数で押せない以上、逆に数を絞ってみることも作戦です。世間的にも、18歳はザ・若者ですが、29歳などはもはや同世代とは言えないでしょう。

18〜19歳の過半数は、高校を卒業しています。近い年代と言えば、大学生なら4年生=22歳前後。社会人であっても、2〜3年先輩であれば充分話が通じるはずです。

そこで、20代後半なんかけ飛ばして、上の3年を加えた「5年組」で考えてみてはどうでしょう。

2年前の衆議院選挙の時に選挙権のなかった18〜19歳は、いま20〜21歳に当たり、同じ「国政選挙最初組」でもあります。

ですから、この年齢層が、18〜19歳に負けてられないと、背中を押されて選挙に行ったとしたら?

4、18歳〜22歳以下の85%が選挙に行ったら!?

18-22歳_85%

どうでしょう?これも先ほど同じく、「革命」が起きるレベルではないでしょうか?

少なくとも政治家の人は腰を抜かして、慌てて姿勢を切り替えることは確実です。

もちろんこれは先ほどと同じく、現実的な数字ではありません。
では、「普通に」全年代の平均である、50%が行ったらどうでしょう?

4、18歳〜22歳以下の50%が選挙に行ったら!?

18-22歳_50%

こんな感じになります。

敢えて、23以上の層がこれまで通りの低い数字になっていることが、相対的に「目立つ」結果をもらたします。

全体平均の50%は、決して無謀な数字ではありません。それでこの見た目のインパクトであれば、目指す価値があるのではないでしょうか?

22歳以下=大学生の年代が少し本気を出せば、「なんだこの世代は!?」「時代が変わるかもしれない」というインパクトを出せます。

5、18歳〜19歳の50%が選挙に行ったら!?

最後に、もっと先鋭的に、今回年齢の引き下がった18〜19歳が選挙に行ったら?を考えます。

スバリ、こうなります。

18-19歳_50%

どうでしょう。全体から見た得票数ではもちろん話になりません。線も細いです。しかし、その分、さらに特殊的に目立って見えるのではないでしょうか。

そうなると、選挙年齢引き下げのニュースとバッチリ相乗効果が生まれ、どの政党も「最初が肝心だ!」とばかり、次回以降も重視してくることは間違いありません。

また上の20代も後輩に抜かれて、焦りを感じることでしょう。

結論

基本的には、20歳前後の世代への指南としては、「30%の投票率を50%にしよう!」になります。

が、実戦的な効果を考えた時、無理して20代全体に動員をかける必要はありません。「今回引き下がった年齢の18〜19歳」、「最初の国政選挙に当たる人」がまずは一発噛ませば、面白くなります。

とくに大学生の人は「取り敢えず行ってみた」で全然構わないので、行ってみてはいかがでしょう。

あ。もし土曜に「期日前投票」に行くなら、ここのマップで近くの投票所をチェックしてみて下さいね(最後に宣伝入った)

全国のマップを見る

都道府県別のマップを見る(ない県の方、ごめんなさい)